急な腰の痛み2
前日に荷物を持つ時に腰にガクッと痛みが走り、そのまま動き辛い状態になる。
とりあえず湿布をして一晩様子をみたが治まらず来院。
長年の当院の常連さんですが、マメに通う方ではなく調子が悪くなると来て、治まると来院間隔が空くの繰り返しでしっかり良い状態で安定していないと思われる(こちらの指導力不足か…)。
今回も約半年ぶりでいつもよりきつい状態の模様。
問診と必要な検査を経て骨盤の仙腸関節の問題と判断し、説明して施術にとりかかる。
この辺は常連さんゆえの信頼関係でやり易い。
骨盤を安定させる手技を施し、次いで腰周辺筋肉の緩和操作を行い更に腰周りにテーピング。これで立ち上がりやその他の動作が楽になりその日の施術終了。
あくまでも応急処置的な施術なのでこれで終わらないで数回は間隔開けずに通院する事を告げる。
翌週、再来院。前回より少し間があいてしまったが本人の都合でこの日程に。
先週より良い状態なので今回は本格的に全身の施術をしっかりと行う。
翌週3回目、「痛みは無いが腰の重さが気になる」との事で手技にて全身調整施術。これを2回続けて5回目に「殆ど治っていてかなり良い調子だがほんの少しだけ腰の芯に違和感が残る」との事で、ここから骨格構造より鍼灸の経絡治療に切り替える。ご本人に説明して、使ったのは三鍼法。これで東洋医学の考えである経絡の流れを正して治癒力を向上させる狙い。
必要な操作をしてから3ヵ所のツボに鍼を差して暫く置いて施術終了。
術後に「腰が軽くなった」と笑顔が出る。
いつもは1~2回で来なくなるのに今回は5回続けての来院はよく頑張られたとは思いますが、だんだんと年齢も重ねられるので、自己管理と共に、間を開け過ぎずに通院される事が必要ですよと告げて今回のひと区切りとしました。
マメな通院によるメンテナンスは重要ですが人それぞれの考えや都合があるので強要はしないのが当院の方針であります。が、今回を学びとして少し考え方が変わって頂ければ…と思っています。